女性は要注意。虫歯や歯周病の男女差について

伊勢原市の歯医者、大野歯科医院のブログページです。
11月に入り、本格的な寒さになってきました。
伊勢原でも今年はみかんが当たり年のようで、猛暑が続いたぶん、甘みが強いとニュースで見ました。
ついつい食べ過ぎてしまいそうです。
お菓子やジュースと比べると影響は少ないですが、やはり果物も虫歯の原因になりますので、お口のケアは欠かさないようにしましょうね。

ところで、虫歯のなりやすさには男女差があることをご存知ですか?
一般的には、女性の方が歯周病や虫歯になりやすいと言われています。
食習慣や喫煙習慣などもありますが、今回は女性ホルモンの影響と歯の構造に注目して解説していきます。

目次

唾液分泌量が少ない

女性の方が男性よりも唾液の分泌量が少ない理由は、ホルモンの影響によるものだと言われています。
女性は、月経周期や妊娠などの生理的な変化に伴って、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンの分泌量が変動します。 これらのホルモンは、唾液腺の働きに影響を与えて、唾液の分泌量や組成を変化させます。

だ液の分泌量が少なくなると、歯の表面に付着した細菌や食べかすを洗い流す力が弱くなり、虫歯のリスクが高まります。

男性は、女性ほどホルモンの変動が激しくないため、唾液の分泌量に大きな差が出にくいと考えられます。以上のことから、女性の方が男性よりも虫歯リスクが高いと言えます。

歯肉やあごの骨の変化

女性ホルモンは歯周病の発症や進行にも影響を及ぼします。
妊娠や更年期などの時期には歯肉の腫れや出血が起こりやすく、これを妊婦性歯肉炎、更年期生歯肉炎といいます。

妊娠期には女性ホルモンが多くなり、お母さんの歯周病がおなかの赤ちゃんの早産や低体重児の出産リスクに影響します。

更年期には女性ホルモンの減少によって、歯を支える顎の骨が弱くなることもあります。顎の骨が弱くなると、歯周病が進行しやすくなり、歯がぐらついたり、抜け落ちたりする可能性が高まります。

女性ホルモンが多くても少なくても、口内環境に影響があるのですから、女性は歯の健康に対して本当に気を付けなくてはなりませんね。

歯の構造の違い

歯の構造上の違いにも男女差があります。
女性の歯は男性に比べてエナメル質の硬度が弱く、厚さも薄いことが分かっています。これも、女性ホルモンの影響や遺伝的な要因などが関係していると考えられます。

エナメル質とは、歯の表面を覆っている白い層のことで、歯の中で最も硬い部分です。エナメル質が酸によって溶かされると虫歯になります。

エナメル質の硬度が低く、厚さが薄い女性の歯は、男性よりも虫歯になりやすい構造といえます。

まとめ


女性ホルモンの影響や歯の構造上の違いにより、女性は男性に比べて歯のトラブルが起きやすいことがわかっています。女性特有の歯周病のリスクを理解して、適切なケアをすることが大切です。

生涯の健康のためにも、歯科検診を受け、歯の状態や歯肉の状態をチェックし、早期にトラブルを発見し、予防や治療を行っていきましょうね。特にホルモンの変化が大きくなる思春期、出産期、更年期には注意が必要です。歯のお困りごとは、私たち大野歯科医院のスタッフにいつでもご相談ください。

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