銀歯と歯の相性、二次虫歯

こんにちは。こんにちは。伊勢原市の歯医者、大野歯科医院のスタッフです。
6月に入り、これから雨の日が多くなりますね。少し気が重くなりますが、雨上がりの伊勢原を散歩したり、お部屋でゆっくり過ごす時間は、私のこの時期の楽しみです。

さて、今回は「銀歯と歯の相性、二次虫歯」についてお話します。

保険診療で使われる銀歯

保険診療で使われる銀歯で最も一般的なのは金銀パラジウム合金で、12%の金に銀や銅・パラジウムなどの合金です。(少しだけ金が入っていることに、驚く患者さんもいらっしゃいます✨)
コバルトクロム合金という堅い金属もあり、入れ歯の留め具などによく使われます。

治療前に銀歯の特徴を知っておきましょう

銀歯は日本では一般的に普及している保治療法ですが、そのデメリットもよく知って選択してほしいと私たちは願っています。金属アレルギーについては割愛して、ここでは二次虫歯の観点からお話しします。

銀歯は二次虫歯になりやすい治療法です

銀歯は素材の性質上、歯のエナメル質と相性が良くありません天然歯と膨張率が異なるので、熱いお茶を飲んだり冷たい水を飲んだりすると、歯と一緒に膨張や収縮できず、すきまができやすいのです。そこから虫歯になったり、セメントが劣化したりします。

銀歯のふちは虫歯が進みやすいですが、困ったことにご自分では気付きにくく、手鏡でよく見なければ見逃してしまします。神経を抜いた歯は特に注意が必要です。痛みを感じることが出来なので、虫歯が進んでも自覚症状が無いからです。痛みはなくても1年に1度は定期検診をしましょう。

≪金歯と天然歯の親和性≫
金歯は歯との相性が良く、二次虫歯になりづらい金属です。金は歯と膨張率が近いのですきまが空きにくく、程よい硬さなので他の歯のかみ合わせのじゃまをしません。耐久年数も長く、銀歯は5~10年なのに対して、金歯は20年以上との報告もあります。他にも金歯のメリットは語りきれないほどありますので、ご興味があれば来院の際にお尋ねくださいね。

銀歯が取れてしまったときは、すぐに受診してください 

「おせんべいを食べていたら銀歯まで取れちゃって。持っていくからすぐにくっつけてください💦」

患者さまからよく聞くお声です。何か外因があって取れたのだろうから、元に戻して接着したら完了と思ってしまいますよね。

銀歯はおせんべいやガムを食べたくらいでは取れないように、セメントでしっかり接着しています。もし取れてしまった時には、セメントの劣化か虫歯の疑いがあります。被せ物が取れたままだと、患部が菌に無防備にさらされている状態です。菌が入ってしまうと、根の治療が必要になることもあります。できるだけ早く歯科通院をしてください。取れてしまった銀歯は役に立つこともありますので、可能でしたらご持参ください。

伊勢原市の歯医者 大野歯科医院

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